「国際識字デー」に合わせてカンボジアから寺子屋教員のスグォン・ソパルさん、カンボジア事務所教育担当のクラン・バンタイさんが来日され、お礼とご挨拶にと来社されました。
トレイニョル寺子屋の活動、子供達からのメッセージ、ソパルさん自身の寺子屋での学習体験についてそれぞれご報告いただきましたので、皆さんぜひご覧ください!

(右)カンボジア事務所教育担当:クラン・バンタイさん
(中)カンボジア寺子屋幼稚園教諭:スグォン・ソパルさん



<< トレイニョル寺子屋 活動報告 >>

1.コミュニティ幼稚園(2016年27人、2017年25人)

3-5歳の子どもたちが参加しています。学ぶ喜びを知り、クラスに通うことを好きになっています。

2.復学支援クラス(初等教育)2016-17年:25人

2年間で小学校のカリキュラムを学ぶクラスです。
昨年始まり、子どもたちは2年目に入っています。

3.栄養プログラム(給食)

復学支援クラスの生徒たちに、月に2回の給食を提供し、成長を支え健康を守るプログラムです。

4.識字クラス(2016年50人、2017年50人)

15歳以上の読み書きのできない人を対象に、現在2クラス開催しています。

5.コミュニティ図書館

図書館では、主に子どもたちが読書や折り紙を楽しんでいます。

6.収入向上活動(2016年度30家庭、2017年度40家庭)

寺子屋から小口融資をして、村人が新しい仕事を始め、現金収入を得られるよう支えています。

7.今後の予定

今年卒業する復学支援クラスの子どもたちに、公教育の中学校への「進学支援プログラム」を始めます。

<< 倉木麻衣への手紙 >>

倉木麻衣お姉さんへ

私の名前はロイ・サランです。トレイニョル寺子屋復学支援クラスの2年生です。お元気ですか?私と私のクラスメートはみんな元気です。お姉さんがいなくてさみしいです。私たちの教育へのご支援ありがとうございます。寺子屋に通える生活はとても楽しいです。私はたくさん友達ができて、先生の授業だけでなく友だちと過ごす時間を楽しんでいます。寺子屋にいる時間が私にとって最高の時です。

それからお姉さんには、私はもうすぐクラスを卒業するということをお知らせしたいです。今は、修了テストに合格できるように勉強を頑張っています。そして、中学校で勉強を続けて、夢をかなえたいです。お姉さんからの親切と、このチャンスをもらったことはずっと忘れません。

最後に、いつかまたお姉さんに会う機会があるよう願っています。体に気を付けてください。お姉さんの健康と、美と、人生の成功を祈っています。大好きです!

サランより

倉木麻衣お姉さんへ

僕の名前はサー・コムサです。トレイニョル寺子屋の復学支援クラス2年生でクラスの代表をしています。お元気ですか?クラスのみんなは元気です。僕たちがまた学校に通えるように、この寺子屋の復学支援クラスをサポートしてくださってありがとうございます。

僕はこのクラスが大好きです。一番好きなことは、クラスの友達と遊ぶことです。休み時間はいつも、みんなと一緒に寺子屋の前で遊びます。時々図書館で本を読むこともあります。寺子屋には友達や先生など、僕を気にかけてくれる人がたくさんいます。

最後に、お姉さんはカンボジアにはいませんが、お姉さんの親切な心は僕たちの心の中にあります。お姉さんのおかげで僕たちは再び勉強する機会に恵まれたので、がっかりさせません。いつかお姉さんに会うことを願っています。お姉さんの健康と素晴らしい人生を祈っています。僕たちはお姉さんが大好きです!

コムサより

倉木麻衣お姉さんへ

私は、トレイニョル寺子屋復学支援クラス2年生のディ・サリンです。お元気ですか?私たちは元気です。また勉強ができる機会を得られて、とても興奮しました。お姉さんの親切な心に感謝しています。
寺子屋では、たくさんの良い友達と、良い先生に恵まれています。先生は私たちをやさしく教えてくれます。私は友達と遊んでいるととても幸せで、悲しい事や不安を忘れられます。私と私の友達は、一緒に図書館に行くのが好きです。挿絵や写真が載った物語やノンフィクションを読むのが好きです。

最後に、私はお姉さんの親切を忘れたことはなく、いつも思い出しています。私たちをドロップアウトから救ってくれたからです。私たちはお姉さんに会ってお礼が言いたいです。身体に気を付けてください!
お姉さんの美と健康と成功を祈っています。私たちはお姉さんが大好きです。

サリンより

<< スグォン・ソパル(コックスロック寺子屋)識字学習がもたらしたもの >>

◆自己紹介

・5人兄弟姉妹がいます。ポル・ポト時代に父を亡くしました。
・現在39歳。
・シエムリアップ州プラサト・バコン群ロリュオス・コミューン コックスロック村に住んでいます。
・20歳、19歳、14歳の3人の子どもがいます。
・夫はバイクタクシー運転手の仕事と、米と野菜の栽培をしています。
・学ぶことは好きです。しかし、教育を受ける機会に恵まれず、1990年に小学校を中退しました。

◆寺子屋で識字クラスに参加しました。

識字クラス(2007年) 識字クラス(2008年)

◆寺子屋の運営委員会に参加(2008年)

寺子屋の「コミュニティ図書館」担当になりました。 読み書きができるようになったので、研修を受けて、利用者・貸出記録を付ける仕事を任されました。

◆様ざまなトレーニングを受けました。

読み書きができるようになり、貯蓄や農業の知識を得られる研修に出ることができました。

◆他のNGOにも村のリーダーとして貢献

様ざまなNGOが行う「自助グループ」「コミュニティ市場」「農業」の各プログラムのファシリテーターに選ばれ、村の皆の指導をしています。

◆寺子屋の幼稚園クラス教員(2009年~)

幼稚園クラスの教員に選ばれました。
それまで担当していた図書館活動は、幼稚園クラスと共通点が多かったためです。

◆現在は指導者の指導も行っています。

村ではリーダー的な役割を任され、「自助グループ」「農業プログラム」ではマスタートレーナーとして活動しています。2016年からRACHAというNGOのワークショップで、他の村にも派遣されています。
村の皆や家族から敬意を持って接してくれるようになりました。


2月25日(木) 「倉木麻衣 みんなでカンボジアに寺子屋を建てようプロジェクト」で全額を支援した寺子屋が遂に開所式を迎えました。 開所式には副知事などの来賓と1,000人近い地域住民も参加、地元メディアが殺到しての大変盛大なものとなりました。






教室内には倉木麻衣直筆イラストのタイルが飾られました。
※協賛&協力:金羊社様


 





  教室入り口には今回の寺子屋設立にご支援いただいた
  皆様のお名前が銘板となって飾られています。






  開所式後、真新しい教室で地域の子ども達に向けた
  音楽の授業が行われました。






  授業の最後には、カンボジアと日本の国旗にそれぞれの夢を書いてもらいました。